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蒸暑地域を対象とした「建築環境技術研修」を開講

((独)建築研究所)

中国南部から東南アジア、南アジアにかけてのアジアの蒸暑地域(高温・多湿気候の地域)には、世界人口の1/3 にあたる20 億人以上の人々が暮らし、そのエネルギー需要の急速な増大とCO2 排出量の急激な増加が懸念されています。独立行政法人建築研究所では、沖縄や南九州など国内の蒸暑地域における住宅の省エネルギー技術等の研究を実施してきていますが、これら成果をアジアを始めとする蒸暑地域への普及を図るため、「建築環境技術研修」を、9 月7日の開講式から約2 ヶ月間、国際協力機構(JICA)と連携して、開講します。蒸暑地域の国から今回、来日する研修員は、講義や沖縄への研修旅行、現場見学等を通じて、建築研究所が開発した蒸暑地域向けの省エネルギー技術をはじめ、自国における気候条件等やその消費エネルギー量の動向などの実態にあわせた、省エネルギー技術を学び、帰国後にその技術を普及していくことが期待されます。
<参考1:開講式の日程>
建築環境技術研修 開講式
日時:平成22年9月7日(火)13:10~13:45
場所:建築研究所2階講堂
(つくば市立原1)
<参考2:研修の概要>
・技術研修期間 平成22 年9 月7 日(火)~10 月29 日(金)
・場所 建築研究所ほか
・参加者 4 ヶ国から5 名(インドネシア、サモア、ベトナム、中国)
・主な講義内容
  建築環境設計の基礎
  アジア諸国等の住宅エネルギー消費量と温暖化防止対策
  日本の住宅産業と生産システム、日本の行政施策
  省エネルギーに資する要素技術
  (冷房給湯、換気設備、高反射率塗料、パッシブソーラーなど)
  自立循環型住宅設計指針 蒸暑地版

*(独)建築研究所HP http://www.kenken.go.jp/

by refoweb | 2010-09-07 11:10 | イベント情報  

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